朱鷺色の思想
朱色の鷺を朱鷺と言う。村本義雄さんは、そのように言う。確かにそうだ。高貴な色で平安時代の正倉院の太刀の手で握る部分に朱鷺の羽根が2枚使われているようだ。
朱色の中でも朱鷺色は最高の色のようだ。富来町の増穂ヶ浦海岸にある桜貝もよく似た色だ。気多大社の遺跡に炎を使用した跡がある。祈りの儀式などが行われていたのだろうか。朱鷺色が能登半島によく似合っている。
分散飼育を10年ほど前からしている。朱鷺の放鳥ばかりが話題になるが、肝心の餌さになる蛙や虫がない。仲間の朱鷺もいないなか、放鳥すると死んでしまうかもしれない。先の長い取り組みが必要のような気がする。
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